骨折の種類は数多くありますが、骨という特性上、加齢によって起こりやすいものがあります。
圧迫骨折は特に中高齢者に多い骨折だとされています。
圧迫骨折とは
圧迫骨折とは骨が押しつぶされるような骨折で多くの場合椎骨で生じます。
外傷や骨の衰弱によって起こりますが、特に多いのは加齢による骨粗鬆症などが原因のものです。
腰椎圧迫骨折と胸椎圧迫骨折
圧迫骨折の好発部位は腰椎と胸椎がありますが、どちらも中・高齢女性や骨粗鬆症患者に好発します。
統計的には、一年に90万人近くが圧迫骨折を起こしており、そのうちのほとんどが中・高齢女性だとされています。
骨粗鬆症による圧迫骨折が最も多いですが、なかには悪性腫瘍の転移や骨軟化症、腎性骨異栄養症などの病気によって骨の強度が低下して起こる場合もあります。
圧迫骨折の症状経過
急性期
何かしらの外傷や衝撃を受けた後、突然背中や腰に強い痛みが起こります。
猫背の状態になり、動作をするときに特に痛みが強く、寝返りが打てない、仰向けに寝ることができない、といった症状が主です。
こうした症状が約2~3ヶ月続きます。
慢性期
圧迫骨折によってつぶれた骨が固まると、痛みは次第におさまってきます。
つぶれた状態で骨が固まってしまうため、背中が動かしづらく丸くなったり、背が低くなったり猫背の状態になることがあります。
中には骨の癒合が悪くぐらついてしまう偽関節になり、腰痛や背部痛が残ることもあります。
つぶれたり変形した骨が脊髄や馬尾を圧迫すると、しびれや感覚鈍麻、麻痺などの神経症状が残ることもあります。
圧迫骨折の外的要因
圧迫骨折の外的要因としては、交通事故や転落事故、スポーツ外傷などの激しい衝撃があります。
骨粗鬆症患者の場合には、転倒や尻もち、咳やくしゃみといった軽い衝撃でも生じることがあります。
予防
治療
症状が痛みだけに限定されている場合にはコルセットを巻くなど保存的な治療を行います。
それに対してしびれや麻痺を伴う場合には手術をおこなう場合もあります。
予防・改善
骨粗鬆症を基礎疾患とする場合には、転倒予防の身体的なトレーニングに加え、体幹の捻じれストレスに対する耐久性を高めるために上肢や体幹のエクササイズを行うことが大切です。
圧迫骨折後には、低下した脊柱の柔軟性の改善や周辺組織、筋力のケアなどが大切です。
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