少しずつ暖かくなり、屋外を走るランナーも増えています。
ランニングに代表される有酸素運動は、ストレスの軽減や痛みの改善、体脂肪燃焼や骨組成の改善などさまざまな効果を期待できます。
いわゆる市民ランナーも増えた昨今ではランニングシューズのバリエーションも増えています。
軽いシューズや反発性の高いシューズ、クッション性の高いものや足首まで覆ってくれるものなどさまざまあります。
そうしたなか運動科学ジャーナルの『Medicine & Science in Sports & Exercise』に掲載された研究によると、
「クッション性の高いシューズは筋肉の損傷あるなし関係なくランニングパフォーマンスを向上させる」ことが分かったのです。
ランニング中、各ステップごとに体重の2〜3倍ほどの衝撃が加わるとされています。
つまりランニングではそうした負荷をやり過ごしながらも前進していかなければなりません。
それらは基本的に、筋肉やアキレス腱など活動によって遂行されています。
筋肉を動かすためには体内に貯蔵してあるエネルギーを必要としますが、アキレス腱などの腱の活動は自身が動くことによって貯まる弾性エネルギーで担われます。
つまりアキレス腱の活動が活性化するほど自身の貯蔵エネルギーや筋の活動が節約できるため、同じ距離を走ったときの筋肉の負担や疲労感を軽減することができると言われています。
そしてクッション性の高いシューズはそうでないシューズに比べてそうした効果をより期待できるというわけです。
最近では非常にクッション性に優れているシューズがたくさんありますのでご自身に合ったものを選んでみてはいかがでしょうか。
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