変形性膝関節症に対する筋力強化と有酸素運動の効果

膝の痛み
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筋力強化運動や有酸素運動は疼痛緩和に有効な手段だと言われています。

もちろんすべての痛みをカバーすることはできません。

では変形性膝関節症患者の痛みに対してはどうなのでしょうか。

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変形性膝関節症に対する効果

広島国際大学の田中ら(2013)がこれらに関する文献をレビューした所、筋力強化も有酸素運動もいずれも全体的に効果が有意であったとしています。

なかでも、非荷重位での強化運動は荷重強化運動や有酸素運動に比べてより高い疼痛緩和効果が得られたといいます。[1]

筋力強化運動の種類

筋力強化運動の種類には、求心性運動、遠心性運動と等尺性運動があります。

求心性運動 = 筋肉が縮みながら力を発揮する
遠心性運動 = 筋肉が伸びながら力を発揮する
等尺性運動 = 筋肉が長さを変えずに力を発揮する

筋力強化では一般に遠心性運動が最も効率がよいとされていますが、変形性膝関節症の痛み改善に関しては求心性運動が効果的だとされています。[2][3]

また、運動による疼痛緩和(EIH)を誘発するには等尺性運動や有酸素運動も重要だとされており、これらのプログラムの組み合わせも有効だと考えられます。

結論

多くの疼痛改善と同様に、変形性膝関節症患者においても運動は有効に働きます。

筋力強化プログラムとして求心性運動と等尺性運動を組み合わせ、有酸素運動を取り入れたアプローチを行うことが重要だと考えられます。

基本的には非荷重位でのエクササイズを中心に組んでいくと良いでしょう。

参考

1.Ryo Tanaka, Junya Ozawa, Nobuhiro Kito et al. Efficacy of strengthening or aerobic exercise on pain relief in people with knee osteoarthritis: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials, sage journal July 4, 2013
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/0269215513488898

2.Claire Minshull , Nigel Gleeson, Considerations of the Principles of Resistance Training in Exercise Studies for the Management of Knee Osteoarthritis: A Systematic Review, Arch Phys Med Rehabil 2017 Sep;98(9):1842-1851. doi: 10.1016/j.apmr.2017.02.026. Epub 2017 Mar 31. https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0003999317302149

3.Kevin R Vincent , Heather K Vincent , Concentric and Eccentric Resistance Training Comparison on Physical Function and Functional Pain Outcomes in Knee Osteoarthritis: A Randomized Controlled Trial , Am J Phys Med Rehabil. 2020 Oct;99(10):932-940. doi: 10.1097/PHM.0000000000001450. https://journals.lww.com/ajpmr/Fulltext/2020/10000/Concentric_and_Eccentric_Resistance_Training.14.aspx

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