膝に水が溜まることによるリスク

痛み全般
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人間の体はほとんどが水で満たされています。

そのため何らかのダメージを受けると身体中の至るところに水分が溜まってしまいます。

膝に水が溜まるというのはその代表です。

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膝に水が溜まるとは?

膝に何かしらの異変が起こると、関節内の潤滑液である関節液が増加してしまいます。

これは炎症が生じた関節を治癒するために起こるものです。

これが溜まり続けると膝の動きや感覚に問題が起きてしまいます。

関節炎そのものとは別に、膝に水が溜まることで起こる問題は少々やっかいです。

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膝に水が溜まることの問題

膝関節に水が溜まったり炎症で腫れたりすると、伸筋不全(Extension lag)という状態に陥る可能性が高まります。

伸筋不全とは、膝関節前方にある人間で最も強大な筋肉のひとつである大腿四頭筋の筋力が低下することで膝が伸びにくくなる状態のことです。

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なぜ水が溜まると伸筋不全になるのか

なぜ膝が腫れたり水が溜まると伸筋不全になるのかと言うと、関節内圧が増加と、物理的な可動域の制限が起こることが原因になります。

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関節内圧の増加

関節内は基本的に陰圧に作られています。

その働きのおかげで関節は安定し保護され筋機能も正常に保たれます。

しかしこの関節内圧が増加すると大腿四頭筋が反射的に抑制されると言われています。

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物理的な可動域制限

膝が伸びるときには大腿と下腿の骨が噛み合う形で伸びます。

膝に水が溜まるとこれらの動きが物理的に阻害されるため完全に膝が伸び切らなくなります。

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伸筋不全は膝の慢性的な問題になる

伸筋不全は膝関節の慢性的な問題となることが多く、さまざまな疾患の原因にもなり得ます。

したがって膝関節に腫脹や水腫などができた場合には膝の循環改善や代謝のために痛みのないレベルでの関節運動を行っていく必要があります。

それと平行して弱くなってしまった膝前方の筋群の強化やそもそも水が溜まる原因となった問題の軽減などを行っていくと良いでしょう。

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